築古マンション投資ってどうなの?失敗しないための注意点とポイント(前編)
不動産会社が掲載している物件の広告を見ると、築古マンションは表面利回りが高いため、利益が出そうなイメージですよね。
しかし、高い利回りだけで良い物件と判断するのは危険です。築古マンションを購入する際、物件の状態や周辺環境など、さまざまな点から賃貸ニーズがあるか判断することが大切です。
ここでは、築古マンションを購入する際の注意点や現地調査のポイントなど、購入に失敗しないためのポイントを解説します。それらを確認して、収益性の高い物件選びをしましょう。今月のコラムは前編・後編の2部構成です。前編は築古マンション投資のメリット・デメリットをめぐって紹介いたします。
前編目次
1.築古マンション投資のメリット
2.築古マンション投資のデメリット
1.築古マンション投資のメリット
築古マンション投資は、高い利回りを期待できることや、投資計画を立てやすいなどのメリットがあります。築古マンション投資のメリットについて、解説していきましょう。
1-1. 新築よりも表面利回りが高くなる
築古マンションは、新築よりも物件価格が低いため、表面利回りが高くなります。
表面利回りとは、不動産を購入した時の価格に対して満室時の家賃収入が占める割合です。表面利回りは、以下の計算式で求めます。
計算式: 年間収入÷不動産価格×100